日本で生まれ、独自の文化で磨かれた椅子。
物が余る現代に、「存在価値」を持たない物は、必要ありません。 我々が心地よいと考えるカタチや機能は、実際のパーラーではどうなのか? 従来品で検証したとき、答えは想像した通り無駄な機能やデザインだらけでした。 MDXは、プレイヤーの行動パターンを細かく分析し、 本当の使い勝手とは何なのかを問い、既成概念にとらわれることなく まじめに丁寧に考え直しました。 日本のものづくりの精神は、ここでも一つ受け継がれています。
全方向に傾斜するチルト構造
四方向に伸びた「X(エックス)フレーム」の中心を軸にした、MDX(エムディーエックス)は、背もたれがあらゆる角度に追従するチルト構造が特徴です。プレイ台のハンドルを握る姿勢やコイン投入姿勢など片側に重心を寄せる動作が多いパーラーならではの人の動きを研究し、斜めからの加重にも柔軟にサポートできるように開発しました。さらに、シンクロメカとの併用で、より多彩できめ細やかな動きで皆さまに快適さをお届けします。
全方向に傾斜するチルト構造の理由
パーラーチェアの使用状況を調査した結果、ほとんどのプレイヤーは左右どちらかに重心を寄せて使用していました。足を組んだりハンドル操作をするなどの行為が多くみられました。

全方向に傾斜するチルト構造

解体・分別が容易に行える構造